tokot_tokiko's blog

忍者になりたい

「花はなぜ枯れるのですか?」冬休み子ども電話科学相談

12月末から1月初旬限定のNHKラジオ第一放送番組といえば、

「冬休み子ども電話科学相談」。

 

年賀状の返事を書きながらずっと聴いていた。

 

「花は、なぜ枯れるのですか?」

質問者は千葉県在住のあかりちゃん(6歳)。

 

回答者の植物学者さんの答えは…

 

「それは、種をつくるためなんよ」

 

 

「花が姿を消すのは、そのためなんよ。

わかるかな?」

 

あかりちゃんの「うん」の背後で

「にゃおーん」と猫が鳴いていた。

あかりちゃん、猫飼ってんねんな。

 

「あかりちゃん、何か花育てる?」

「うん、センニチコウ。夏に」

「そう。そしたらね、観察ってわかる?」

「わかる」

「そう。そしたらね、観察してると、花の一生というのがわかる。

だから、今年も観察してみて」

 

いいな。子ども電話相談。

シンプルそのまんまの問いに、真剣に答えて伝えようとしている大人もいいな。

 

わたしも上手に枯れよう。

種になるために。

 

 

 そしてもう一つ素敵な質問と回答。

 

栃木県在住のまゆこちゃん(3歳)

「虹は、何でできているんですか?」

 

「それはね・・・」

「おひさまと、雨からできているんだよ」

そっか! とまゆこちゃん

 

電話を切った後、回答者の科学者さんは

「本当はもっと正確にいうと・・・」

「光というのは人間から見ると白なんだけど、

本当はいろんな色が重なっているので、雨が降るとその雨の粒に光が反射して

いろんな色に分解されて見えるんです。

まゆこさんが大きくなったら勉強するだろうかから、今日はこんな感じで回答してみました」

 

全部細々説明しない。一言でシンプルに答える。

そのことで、すごく心に残る回答になる。

 

大好き。子ども電話相談。